外資ファイナンスマンのブログ

起業→失敗を経て、世界一の外資系コングロマリットでファイナンスをやっとります。スタートアップが好きです。次の事業考えつつ、外資系ファイナンスと2つの視点から色々と考えていきます。

少し気になったのでインテリア市場について調べてみた。

最近引っ越しを考えることが多いです。本職である外資ファイナンスマンの方がかなりキツくなってきたのもあり、通勤時間1時間ですら苦しく思えてきました。(横浜の方から、、、)

 

それもあって部屋のコーディネートなどに妄想を膨らます機会がたびたびあるのですが、少し調べてみると家具・インテリア市場もなかなか面白そうだと思ったので自分の学びがてらにシェアしてみます。

 

※それぞれ別のソースからまとめているので、市場規模や販売高の数字自体は厳密性がなさそうに思えます。なんとなくこれくらいだよね、と思ってください。

 

インテリア市場について

ぐぐってみると、どうもインテリア市場の大まかなくくりとしてはオフィス向け家具家庭向け家具に分類するのが一般的なようです。更に輸入家具と国産家具などにも分けて行けるみたいですが、今回はシンプルに考えときます。

 

家具市場全体

IDC大塚家具アニュアルレポート2017によれば、1991年に6兆円あった国内家具市場は縮小を続けて、現在は約3兆円水準で推移しているらしい。20年間での市場の変化の背景としては、家具市場と関連の深い新設住宅着工戸数の減少に起因していると分析していて、なるほど、これは建築・住宅市場も全体としてチェックしたほうが良さげですね。

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企業数の推移と主要家具販売店の売上等の図がこちら。なかなかに激動の市場なのかな。それにしても3兆円の市場規模は十分に大きいことが確認できます。

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このアニュアルレポート、かなり大塚家具が消費者のニーズの変化や、適切なビジネスモデルを模索しているのがヒシヒシと伝わってきて面白いのでまた別でまとめたいなと思います。というか誰かまとめてください。

 

家庭向け家具市場

家具市場全体としては約3兆円とのことでしたが、こっちでは矢野経済研究所の出しているホームファッション市場に関する調査を参考にしていこうと思います。

 

<本調査におけるホームファッション市場とは>
本調査におけるホームファッション市場とは、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウェア・ホームウェア」「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「ホームライティング」「キッチン・テーブルウェア」の7分野を対象とする。主に一般家庭用を対象とするが、「ホームファニチュア」「キッチン・テーブルウェア」には一部法人需要が含まれる。

上で見た大塚家具のアニュアルレポートよりも割りと広めの範囲を取っている?ようにも見えますが、このレポートによれば、ホームファッション市場は2016年予測で前年比102.1%の3兆5,070億円の規模を誇るそう。

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これは、、、、オフィス向けも含んでしまっているのかな?内訳としてはホームファニチャー市場が最も大きく1兆700億円と予測されています。

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ここでの分析としても、やはり消費者側のライフスタイル・嗜好の変化について述べられています。

近年は、 家具にこだわりを持つ消費者が増え、価格重視から、自身の生活スタイルに合った用途や機能などの商 品価値を重視する傾向にあることから、ライフスタイル提案型ショップが人気を集めている

これは私自身が感じることとも非常に合致しているなあと。ライフスタイルとしてこれまでの消費社会では生まれてこなかった価値観が、おそらく市場にも影響を与えるはずなのかもしれないと。

 

 

オフィス向け家具市場

オフィス向け家具市場についてはユーザーベースのSPEEDAが無料記事で分析していたのでピックアップしてみます。

 

企業向けということもあり、市場自体は景気に影響されやすいということ。リーマンショックでガクッと下がるも、最近は回復基調が続いていて、概ね2000億ほど。ようです。

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オフィスビル供給量

この分析ではオフィス移転の動向を見るために東京23区のオフィスビル供給量をチェックしています。

東京23区の大規模オフィスビル(オフィス延床面積10,000㎡以上)の新規供給量を延床面積ベースでみると、2011-2015年にかけて、年平均117万㎡が新規供給されている。今後2016-2020年にかけては、年平均109万㎡と見込まれており、2011-2015年よりも鈍化するものの、大規模なオフィスビルの供給は続くとみられる。

 

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なるほど、、、ロジック構築するのに、こういうデータ使うんですね。こう思うと学生時代に計量経済学やっててよかったなと思ったりします。笑

 

オフィス家具主要メーカー 

オフィス家具主要メーカーとしては

オフィス家具の参入企業は、岡村製作所コクヨ、イトーキ、内田洋行が4大メーカー 

 

岡村製作所、イトーキ、内田洋行はオフィス家具から製品・サービスを拡充した一方、コクヨステーショナリーから出発し、オフィス家具へ参入した経緯がある。

具体的には、岡村製作所は店舗用商品陳列棚・冷凍・冷蔵ショーケース、コクヨステーショナリー、イトーキは物流設備機器やセキュリティ設備機器等、内田洋行は教育・情報関連をオフィス家具以外に展開している。

らしいです。

 

オフィス向け家具のトレンド

この記事を見てると、オフィス向け家具メインの顧客はやはり大規模ビルなどに入っている企業のようです。スタートアップや利益率低いところがオフィス家具充実させる余裕ないですもんね、、、、 

 

ただ、最近のスタートアップをみてると、かなりオシャレなオフィスをデザインしてるところも多い?ような気がします。最近上場して物議を醸した?Wantedlyなんかも、オフィスが有名ですよね。

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www.wantedly.com

 

こういった動きを見ていると、オフィスは単なる費用項目ではなくて重要な経営資源として捉えるべきなのかもしれません。確かにオシャレなオフィスで働いていれば心躍るだろうし、仕事へのモチベーションも湧くのかも。

 

まとめが良かったのでそのまま引用すると、

2016年4月には無印良品がオフィス家具へ参入。無印良品IKEA等の家庭用家具事業者の参入をはじめ、オフィス家具の通販事業者も勢いを増しており、オフィス家具業界は競争が激しくなることが予想される。また、環境省が事業者向けに「オフィス等から発生する使用済製品リユースのための手引き」を作成、リユースの取り組みを重視しており、オフィス家具の中古市場も拡大すると考えられる。

 といった感じらしいです、オフィス向け家具市場。

 

 

まとめ 

さらさらっとインテリア市場の概観をみてきましたが、意外と面白いような気がしてます。他の産業と同じように、少子高齢化や住宅件数の伸び悩みをもろに被る業界ですが、おそらく消費者側のニーズに大きな変化がそろそろ起こっていく/起こり始めているのではないかと、個人的に思います。

 

インテリア市場でもいくつか事業案考えているので暇な人は壁打ち相手になってください。以上。