外資ファイナンスマンのブログ

起業→失敗を経て、世界一の外資系コングロマリットでファイナンスをやっとります。スタートアップが好きです。次の事業考えつつ、外資系ファイナンスと2つの視点から色々と考えていきます。

失敗から学んだ共同創業者を探す時のポイント

 

何か新しいことを始める時、1人でやるよりも誰かと一緒に複数で始める方が経験則的に上手く行くことが多いように思います。スタートアップにおいても同様で、シリコンバレーのY Combinatorなど、多くのアクセラレーターでは共同創業者を見つけることを推奨している現状があります。 今回はサイエンスとしての最初期のチームビルディングについて考えつつ、自分自身の失敗を通して学んだよりリアルな仲間探しの基準みたいなものを共有していければと思います。

 

 

 

www.slideshare.net

 

 

共同創業者のメリットとリスク

マイクロソフトの馬田さんが作っているスライドの中で、いくつか重要なポイントを挙げると、、、

 

共同創業者のメリット

・共同創業者がいたほうが成功確率が高い。

・それはスタートアップ期における実務的負担、精神的負担は1人で乗り越えるには過酷すぎるから。

・結果、共同創業者の有無によってスケールまでの時間が短縮される

 

共同創業者のリスク

・多くのスタートアップの失敗原因は経営陣内の問題

・ビジネスは帰れるが、チームは簡単には変えられない

 

といったところだろうか。

 

 

細かいことはスライドの方を詳細に見て頂ければと思うので割愛します。ここからは、自分の2度のスタートアップの立ち上げ→失敗を通じて学んだ最初期のメンバー集めに関するコツや考え方を共有したいと思います。

 

失敗から学んだ共同創業者を見つける際のポイント

 

最初に1人は特定領域・スキルに依存しない人間=なんでもやる人間

自分たちは新たな領域での動画サービスを考えていました。最初に動画ありき、かつ検証段階の前に、プロの映像製作者兼クリエイターを共同創業者として迎えました。これは結果としてビジネスモデルの変更可能性を狭くしたし、動画(特定スキル)が活用されない事業領域・ビジネスモデルへと変更すると決めたときに精神的・チームビルディング的にも大きな悪影響を及ぼす。うちの場合はその共同創業者が抜ける結果となりました。

 

お互いのコミットメント量を合わせる

最初の段階で自分自身がコードを書けない場合や人手がどうしても欲しい時、もっとも簡単に人を見つける方法に、既に他の仕事・収入がある人に空き時間でジョインしてもらうというものがあります。ビズリーチの南さんなんかはこの方法を草ベンチャーと名付けて話題にもなりました。

jp.techcrunch.com

 

ここで重要な事として、ひとりひとりのコミットメントや熱量を上手く調整して合わせていく必要があるということです。創業者がフルコミットメントにも関わらず、他のメンバーが週末のみや、平日19時以降のみ、などの勤務状況の場合、得てしてそれはチームのモチベーションを下げる方向性に働くことが多いように思います。

 

集めるべき人材のスキルセットを明確にするのは3人目以降

 最初の項目ともかぶりますが、共同創業者に必要なものは特定のスキルセットではありません。それよりもより総合的にビジネスを考えることができるロジックだったり、クリエイティビティのほうが後にも先にも効いてきます。どんなビジネスでも一緒にやってみたい、そんな風に思える相手を見つけることをおすすめします。

 

特定スキル人材のジョインしてもらうタイミング

スペシャリストはProblem-Solution-Fitの検証を行う時に部分的にジョインしてもらう(対価はもちろん払う。)仮説検証が進み、経営ステージが次に進むタイミングかつ、事業領域に一定の自信ができた段階で正式に入ってもらうのがいい。友人で起こしたスタートアップの場合、周りの人間伝いに必要スキルを持っている人材を見つけて、格安(あるいはタダ)でチームに入ってもらうことも多いと思いますが、ここはきっちり対価を払って、ある意味でサバサバした関係から始めるほうが事業継続判断→ピボットまでの流れをスムーズに行うことができます。

 

 

最後に。

共同創業者探し、最初期のチームビルディングはスタートアップの最も泥臭い部分の1つであると思います。誰もがスティーブ・ジョブズのように、親戚にウォズがいるわけではないし、そういったコミュニティーに属しているわけではないですから。ただ、上記であげたような点を少し考えながら、自分のこれまでの学校や仕事での仲間からあたってみるのがいいでしょう。

具体的なメンバー探しに活用することができるチャネルについてはまた別の記事で書こうと思います。